ドキュメンタリー・教養
NHK BSプレミアム 2013年01月30日(水) 22:00~22:44
女優・戸田恵梨香が、NHKドラマ初主演に挑む前に訪れたミャンマー。旅から撮影へと至るその150日を見つめる後編。
■孤児院でボランティアスタッフとして働く 社会貢献の意味・女優として生きる意味
引き取られた子どもたちと共に、戸田が向かったのはヤンゴンの孤児院。吉岡医師が作った孤児院「ドリームトレイン」では、現在200人の子どもたちが生活している。スタッフはみな、親代わりとなって子どもたちに接する。やれることは山ほどある。食事の世話から、勉強の先生役、遊び相手、そしてつらい過去に凝り固まった彼らの心を解きほぐしてあげること…。
17歳のデビュー以来、「女優の戸田恵梨香」として扱われてきた彼女が、初めて「戸田恵梨香」として子どもたちに受け入れられる。
戸田は、ミャンマーの経験を通して、女優ではなく一人の人間として、何を感じたのだろうか? 彼女にとって、女優としてのこれからは、変化して行くのだろうか?
■日本へ帰国…始まるNHK主演ドラマの撮影
この秋、戸田はNHKドラマ「書店員ミチルの身の上話」の主演に挑む(放送は2013年1月スタート)。長崎の小さな港町の平凡な女書店員ミチルが、ひょんなことから大金を手にし、不倫相手を追いかけて東京へ。大都会で変わっていく自分を見つめる連続ドラマだ。
これまで、個性的なキャラクター役が多かった戸田が、一転、「女性の人間的成長」を演じる初めてのチャレンジ。役作り・演技へのこだわり…これまでにない新しいキャラクターをどう自分のものにするのか。
「戸田恵梨香という人間に自信がなかった」と繰り返していた彼女。ミャンマーでの経験は、彼女にとってどんな変化をもたしたのか。女優・戸田恵理香の姿を追う。
■故郷・神戸へ・・・
大晦日。彼女は実家のある、故郷神戸を訪れる。阪神大震災を体験し、自らが女優になるために一度は去った場所。ミャンマーでは、嫌でも故郷を去らなければならない子どもたちを見て来た。戸田は、故郷神戸に今、何を思うのか? 彼女が生きて来た原点をたどる。