ドキュメンタリー・教養
BS朝日 2013年06月09日 (日) 21:00 ~ 22:54
6月9日は、皇太子ご夫妻のご成婚からちょうど20年。天皇皇后両陛下の後に続くべく、新たな皇室の在り方を模索される皇太子ご夫妻の歩みを秘蔵映像と発掘秘話で綴る。
1993年6月、皇太子ご夫妻のご成婚パレードでは19万人もの人が沿道を埋め尽くした。あれから20年。皇室の慣例にとらわれず、新たな皇室の在り方を追い求めて来られた天皇皇后両陛下に学びながら、皇太子ご夫妻も、新たな道を模索されてきた。
1986年10月18日、スペイン王女の歓迎パーティーで、皇太子ご夫妻は“運命の出会い”を果たす。皇太子殿下は婚約内定の記者会見で、「皇室に入られるということには、いろいろな不安や心配がおありでしょうけれども、雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」とお言葉を掛けられた。そして、ご成婚パレードのテレビ中継の最高視聴率は79.9%に達した。
そして、2001年5月には宮内庁が雅子さまのご懐妊を発表し、愛子さまブームが巻き起こる。だが、2004年5月、皇太子殿下の記者会見で、「外交官としての雅子のキャリアや人格を否定するようなことがあったのも事実です」と、思いもよらぬ発言が飛び出した。そして、同年の7月には、雅子さまの適応障害での長期療養を公表し、長きにわたる闘病が始まった。
それから約9年がたった今年4月、皇太子ご夫妻は王位継承行事が開かれるオランダを訪れることに。雅子さまが公務で外国を訪問するのは、実に11年ぶりとなる。朗報は雅子さまの笑顔とともに、メディアでも大きく取り上げられた。
昭和天皇から今上天皇へと引き継がれた平和への特別な思いと、さらにそれを受け継いだ皇太子ご夫妻。「沖縄への慰霊の旅」という歴史的な出来事をひも解きながら、沖縄への特別な思いと68年の歴史を映像と証言でたどる。