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2011年09月22日

【沖縄】大規模写真展を翌日に控えた写真家・東松照明が来場

9月23日(金)から沖縄県立博物館・美術館で開催される企画展「東松照明と沖縄 太陽へのラブレター」を翌日に控え、22日、同所で開会式及び関係者向け内覧会が行われた。

同企画展は、戦後日本の写真史に数々の重要な足跡を残し、「写真の巨人」と評される東松の大規模な個展。東松は1969年に「アサヒカメラ」の特派員として沖縄に入って以来、現在まで42年間にわたり沖縄を見続けてきた。館内に展示された240点の作品から、その足跡を時系列的に体感できる構成になっている。

開会式に当たり、主催者である沖縄県立博物館・美術館の館長・白保台一氏は「この写真展が沖縄の未来を考えることになれば幸い」と、この企画展の意義をアピール。

続いて、この写真展の主役である、写真家の東松が登壇。「北海道から九州まで、米軍基地を取り続けてきた。残すは沖縄という時に、1969年にそのチャンスが来ました。沖縄はさぞがしアメリカ化していると思っていたが、基地から離れると不思議とアメリカの色が見られない」と、それまでアメリカ的な面を写してきたが、沖縄の独自の文化に驚かされた当時の心境を告白。以来、沖縄の独自の文化に魅せられ、「本島から宮古、八重山を巡って、それが『太陽の鉛筆』になった」と、名作誕生の経緯を語った。今回の展示の特徴は、作品のプリントに合わせて、モノクロの部屋とカラーの部屋に分けている点。しかも、大型に焼いてあり、圧倒的な迫力を醸し出している。東松は「(写真は)大きくするとディテールが見えてくる。今日はじっくりと見ていただきたい」と、報道陣や関係者にアピールした。

また、来賓として舞台に上がった沖縄県写真協会の金城幸彦会長は、心に残る写真家の声として、東松の言葉「写真家は見ることがすべてである」を引用し、東松の魅力をアピール。「世界的な写真家が沖縄にいるのは誇り」と、絶賛した。

その後、東松は報道陣、関係者とともに内覧会に参加。まずは入口に掲げられた挨拶文のパネルにサインを入れ、その後、担当の主任学芸員・新里義和氏の解説を聞きながら、全セクションを回った。

特筆すべきは、モノクロ写真はさることながら、大判カラー写真のスペース。112点のカラー写真が大展示ホール全面に掲げられている様子は、まさに圧巻! 写真自体大きいのだが、被写体の迫力で、さらに強く、大きく、見る者に迫ってくる。プリントの仕上がりも素晴らしく、まさに、沖縄を代表する写真家の集大成的な写真展となっている。すっかり準備も整い、あとは観覧者を待つのみ。エポック・メイキングになるであろう写真展をぜひ体感してほしい。

「東松照明と沖縄 太陽へのラブレター」
2011年9月23日(金)~11月20日(日) 沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1・2で開催
[観覧料]一般:1000円/高校・大学生:700円/小・中学生:300円(すべて税込)
※前売り、および20名以上の団体は一般:800円/高校・大学生:560円/小・中学生:240円(すべて税込)
[プレイガイド]ミュージアムショップゆいむい、リウボウサービスカウンター、コープあぷれ、ファミリーマート各店(イープラス)、ローソン各店(Lコード:81889)、ジュンク堂書店那覇店、Booksきょうはん美浜店・一日橋店・とよみ店・安謝店、田園書房宜野湾店、球陽堂書房那覇メインプレイス店、西原シティ店、TSUTAYA那覇新都心店・首里店

【関連イベント】
[シンポジウム](本展の鑑賞券または半券が必要)
2011年10月2日(日) 14:00~18:00 講堂
第1部 対談:「太陽の鉛筆」と宮古大学(仮題) 東松照明、下地恵子(元宮古大学メンバー)
第2部 基調講演「インターフェイスへ-東松照明の作品世界」:飯沢耕太郎(写真評論家)
第3部 パネルディスカッション:飯沢耕太郎、大城弘明(写真家)、金平茂紀(TBS「報道特集」キャスター、同局執行役員)、下地恵子/コーディネーター・仲里効(批評家)

2011年10月30日(日) 14:00~17:00 講堂
第1部 対談:「さびしさを思想化せよ。」(仮題) 東松照明、吉増剛造(詩人)
第2部 パネルディスカッション:石川直樹(写真家)、宮良信男(写真家)、今郁義(北谷町生涯学習プラザ館長)、タイラジュン(写真雑誌「LP」編集発行)、根間智子(美術家)/コーディネーター・新里義和(本展担当学芸員)

[ギャラリー・トーク]各回15:00~16:00 企画ギャラリー内(本展の当日有効の鑑賞券が必要)
2011年9月24日(土) 山田實(写真家)
2011年10月1日(土) 宮良信男(写真家)
2011年10月8日(土) 大城弘明(写真家)
2011年10月15日(土) 翁長直樹(美術評論家)
2011年11月19日(土) 仲里効(批評家)

[本展担当学芸員によるキュレーター・トーク](本展の当日有効の鑑賞券が必要)
2011年10月22日(土)、11月5日(土) 15:00~16:00 企画ギャラリー内 新里義和(本展担当学芸員)

[デジタルワークショップ展覧会]
2011年9月27日(火)~10月2日(日) 県民ギャラリー2・3、県民ギャラリースタジオ

テープカットの模様
開会式で挨拶をした沖縄写真協会の金城幸彦会長
挨拶文のパネルにサインを入れる東松
学芸員の話を聞きながら、会場をゆっくりと回った
時々マイクを渡されて当時の様子を語る東松
1コーナーずつ詳しく解説を施す新里義和主任学芸員
大型カラー作品が並ぶ大ホールの迫力は圧巻!

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