現在の位置 : TOP > ニュース・トピックス > えっ、こんな方法も。日本脱出ニーズに応える“バイブル書”が登場
2011年08月06日
格差社会に先行き不安、さらには放射能汚染も加わって、「日本を脱出して海外生活を」と考える人が増えている。そんな海外移住希望者にとってバイブルともなる1冊「日本を脱出する本」がダイヤモンド社から8月5日に発売された。
著者の安田修氏は10年以上も前から「海外移住情報」というWEBサイトを運営し、2003年前後に起こった海外移住ブームの“火付け役”としても知られているライターさん。昨年、東京から沖縄に引っ越してきた。
「企画決定後、2週間で書き下ろすという緊急出版となりました。日本脱出ニーズが再び高まっている反面、日本が震災で大変な時に…と躊躇する部分もありましたが、切実な声も多いことから執筆を決断。視野や選択肢を広げるための“虎の巻”としてもらえればうれしいです」(同氏)
本の内容は全6章で構成され、数カ月の短期生活から就労、永住権、リタイアメントといったあらゆる海外生活の手段と手続きなどを「海外生活の知識がゼロの人でも理解できるように」とやさしく解説。誰もがすぐにでも実行できる手軽な方法を優先的に紹介しているのもうれしい。上級者にも役立つ専門知識も詰まっているので、海外生活のすべてを知ることができる本ともいえそうだ。
最後に同氏に聞いてみた。日本脱出の本質とは…?
「移住を考えるとき、誰もが立ち止まって自らを見つめなおします。実はこれが最も重要なこと。何が幸せかは人それぞれですが、誰にも影響されない“自分だけの価値観”をつくる絶好の機会となるからです。移住するかどうかは別として、そうしたことを今後の生き方に活かしてもらうことが本質なのです」
◆「日本を脱出する本 ~短期の移住から永住権まで~」
安田修著 270頁 1470円(税込) ダイヤモンド社