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2014年05月31日

日本でのプレーにこだわり続けるサッカー日本代表・遠藤保仁の15年間を綴ったノンフィクション





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2014年5月12日、サッカーW杯ブラジル大会に挑む日本代表の選手が発表された。サプライズ選出された大久保嘉人にマスコミの注目が集まる中、最年長選手として遠藤保仁の名も。その遠藤にスポットを当てた書籍「最後の黄金世代 遠藤保仁 79年組それぞれの15年」(KADOKAWA刊)が発売された。

同書籍は、小野伸二、高原直泰、稲本潤一らとともに“黄金世代”と呼ばれたメンバーに迫り、海外に活躍の場を移す選手が多い中、日本国内でのプレーにこだわった遠藤に15年間密着したノンフィクションライター・松永多佳倫(まつなが・たかりん)氏の著書。

7章だてで、現在の遠藤のことを紹介したプロローグ的な1章に始まり、1999年にワールドユースで準優勝を果たした1999年、シドニー五輪(2000年)、日韓W杯(2002年)、ドイツW杯(2006年)、5章で松永氏が遠藤の故郷である鹿児島・桜島に渡りエンヅのルーツをたどり、松永氏曰く「日本が目指すべきサッカースタイルを構築するための土台づくりの期間」となったオシムジャパンのこと、そして、最終の第7章ではW杯南アフリカ大会(2010年)、W杯ブラジル大会(2014年)のことを紹介している。

本書を通じて思うのは、フィリップ・トルシエ、ジーコ、イビチャ・オシム、アルベルト・ザッケローニと代表監督が変わっていく中で、常に遠藤、およびそのプレースタイルが“ブレない”ということ。ジーコ監督時、ドイツW杯で遠藤が出場機会ゼロだったことを「他の国から見たら普通」と流す。ただ、その中でも松永氏はいつも超然としている遠藤が“自分に言い聞かせるように”していた様子を感じ取っている。アスリートとしては複雑な思いももちろんあったはずだが、“ブレない”からこそ、今も現役代表として名を連ねている。

そして、第6章で遠藤のプレースタイルを表しているところで、興味深い記述がある。遠藤のサッカーは「“目立たない”こと。(中略)『影』に徹して他者を引き立て、ゴールを演出する」。これを読んで思うのは、「エピローグ」で松永氏も書いているが、現在「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中の人気マンガ「黒子のバスケ」。これまでのスポーツヒーローものであった万能プレーヤーが主人公なのではなく、あえて“黒子”として貢献するプレーヤーが主人公の作品だ。遠藤と通じるものが多く、いま遠藤がクローズアップされている要因の1つなのでは、と松永氏も分析する。

アスリート然としない、飄々としたキャラクター、幼少時を含め波乱のサッカー人生、関係者でさえ驚くメンタルコントロールなど遠藤保仁の人柄の一端が垣間見える本書。間もなく開幕するサッカーW杯ブラジル大会を、サッカー初心者でも少し違う角度から見られるようになる良書だ。

また、本書の発売を記念して、6月7日(土)に、沖縄・那覇市のジュンク堂書店那覇店にて、「出版記念トークセッション サッカーファンよ、一緒に語ろう!! 日本サッカーの夜明け!」を開催する。

松永氏の司会のもと、FC琉球サポーターの池間弘章氏、サッカーライター・仲本兼進氏、カメラマン・仲本文子氏、同書編集者・川戸崇央氏らがパネリストとして参加予定。6月12日(木)より開幕するサッカーW杯ブラジル大会を前に、こちらも大いに盛り上がりそうだ。

「最後の黄金世代 遠藤保仁 79年組それぞれの15年」
発売中 1296円(税込) KADOKAWA刊

「出版記念トークセッション サッカーファンよ、一緒に語ろう!! 日本サッカーの夜明け!」
2014年6月7日(土) 15:00〜 入場無料 沖縄・那覇市 ジュンク堂書店那覇店地下1階イベント会場にて開催

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