現在の位置 : TOP > ニュース・トピックス > 【PLRF】トップバッターのアンガーペーチン、ステージ上で感涙!
2011年07月11日
2011年7月9日、沖縄市の野外ステージで開幕した「第29回ピースフル ラブ・ロックフェスティバル」。トップバッターを務めたのは、オーディション枠を勝ち取った新人バンド・アンガーペーチンだ。
ボーカル・古堅聖、ギター・平良昭人、ギター・仲宗根夏美、ベース・宮里音彩、ドラム・崎原宜洋の5人からなるアンガーペーチン。6月に行われた公開オーディションで出場を手にした彼らは、4月にデビューライブを行ったばかりのまさにルーキーバンドなのだ。
地元・沖縄の先輩バンドとの競演、29年続く老舗ロックフェスへの出演ということで、メンバーからは緊張がひしひしと伝わってくる。しかし、ボーカル・古堅聖がメンバーをリードしながら、独特なハイトーンボイスを響かせ、次第に会場の空気を自分たちのものにしていく。
王道のロックナンバーから、聴くだけで体が動き出しそうなパーティチューンまで、自分たちの持っているものを体全体で表現しようとするアンガーペーチンのメンバー。そこから奏でられる音は、荒削りながらも一途に音楽が好きな気持ちや熱意が十分に伝わってくる。
中でも心に残ったのがラストの「マイバラード」。「これ以上自分に嘘をつかなくていいよ。もういいよ、もういいんだよ。最後まで自分を信じていけよ」というフレーズが心に染み入る。演奏しながら大粒の涙をこぼしていたベース・宮里音彩。この舞台に上がるまでの思いが一気に溢れたのだろうか。ステージ前方に駆けつけたファンも同じように涙を流している姿に胸が熱くなる。
4曲、約20分という短いステージではあったが、その場にいた多くの観客の心に、きっと何かを残せたライブだったはずだ。