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2013年06月25日

【連載/沖縄エンタんちゅ】RYUKYUDISKO(アーティスト)


TEN TO TEN


ことしデビュー10周年を迎える、沖縄出身の双子テクノ・バンドRYUKYUDISKO。6月4日に5枚目のオリジナルアルバム「TEN TO TEN」を発売し、6月8日のリリースパーティーも大盛況となり、アニバーサリーイヤーのスタートダッシュをきった、YAPANとTetsushi Hiroyama(以下Tetsushi)の2人に直撃インタビュー。

――デビュー当時、10周年を迎えた現在の活躍を想像できていましたか?
YAPAN:もともと(全国での活動を)考えていたのですが、実力の世界ですし、何がヒットするかわからないし、クラブシーンの移り変わりが大きいので、とにかくオリジナル音源を作ってそれを発信しなければ始まらない、沖縄からは出られないということが最初からコンセプトにありました。クラブで演奏する場数を踏みながら、色んな人に音源を聞いてもらっている中で、石野卓球さんからいいリアクションがあったので、そこから全国に飛び出していけるようになったんです。
Tetsushi:(石野の反応について)わかりやすいっていうのがあったんだと思います。双子でテクノをやっている、しかもRYUKYUDISKOっていう名前で。音源渡したんですけどそれを聞かなくても、そのキャラクターだけでいいよっていう、わかりやすさが伝わったのかも(笑)

――RYUKYUDISKOの楽曲からは、沖縄音楽の新しいカッコイイ側面を感じますよね。これはアメリカ文化などの影響もあるのでしょうか?
YAPAN:沖縄音楽とクラブミュージックの共通項考えた時、ミニマルという反復して同じフレーズが続くところがあって、テクノやダンスミュージックもリズムがループしていて、沖縄民謡も三線で同じフレーズを弾きながら、自由に歌やはやしを入れるところが似ていると思ったんです。その同じフレーズで変化が少ないミニマルの部分が共通しているところを感じたのが一番の発見ですね。そこがRYUKYUDISKOの音楽の基本になっています。
Tetsushi:アメリカ文化の“音”自体の影響は無いかもしれません。出身が(米軍基地のある)沖縄市なので、クラブには外国人のお客さんも多かったので、そういった環境は間接的に影響があったかもしれませんね。沖縄音楽もそうかもしれないですね。子どもの頃から沖縄民謡をやっていたわけではなくて、実際、音楽をやろうと思ったのもテクノが好きになったからで、沖縄出身なので沖縄音楽を取り入れたという感じだから。

――ニューアルバム「TEN TO TEN」では、収録されている「Native Machine」など、カチャーシーや三線などが多用されていて、沖縄の人にとってはとってもキャッチーな曲ばかりですね。
YAPAN:「Native Machine」みたいな曲は、実は久しぶりに作るんですよ。割と初期の作品は、この手の楽曲が多かったんですが、アルバム制作時に2人で話し合っていく中で、デビュー10周年なのでデビュー当時のような作品も作ろうと。原点回帰ではないですが、10周年で進化したRYUKYUDISKOを落とし込むことをコンセプトにしました。最初っからRYUKYUDISKOを聞いていただいてる方には、ピンとくる感じじゃないかな。
――まさに1曲目の「Second Summer」から“RYUKYUDISKOだっ!”ってわかる感じですよね
Tetsushi:2、3年前からは色々とやりすぎた感があったかもしれない。今回はRYUKYUDISKOってわかるように、シンプルな“沖縄+テクノ”っていうか…。
YAPAN:シンプルにそぎ落とした、いい意味でスッキリした感じ。
Tetsushi:10年で身に付けた技術で、今やることで新しいRYUKYUDISKOができるんじゃないかと思います。

――初期の作品とリンクする部分が多いですよね。
YAPAN:RYUKYUDISKOは原点回帰というよりも、原点だけでやってきたのだと思います。唯一無二の音楽だったりするので原点だけでいいじゃないかなと。沖縄の民謡と同じように、大きく変わること無く、ずっと同じことをやり続けることが大切なのかと思います。
Tetsushi:原点というのは理想なのかもしれないです。自分がやりたいことであったり、RYUKYUDISKOっていうジャンルを確立したい、名前の通り沖縄のダンスミュージックというジャンルになれたらいいですね。

――約3年半ぶり5枚目アルバムで、その間はそれぞれソロ活動なども行ってきましたが、バンドのRYUKYUDISKOとして変化はありましたか?
YAPAN:技術面ですごくフィードバックできてる部分はあります。今回は曲作りからレコーディングのエンジニアリングも2人だけ手がけていて、アーティストとしての表現と、最終的にまとめる技術的なことが自分たちで出来た。仕上がったものを聞くと、やっぱり一番いいんですよね。自分たちが鳴らしたい音がストレートにでてくるし。
Tetsushi:そこが成長じゃないですかね。それぞれがソロ活動してきて、またRYUKYUDISKOをやるとき、エンジニア的な作業も自分たちでできるようになったのが一番の成長でしょうね。
YAPAN:自分たちの楽曲をより客観的に捉えられるようになった。この視点があって今回のアルバムが作れたんじゃないかな。今まで作ってきた中でメンバー的には一番の自信作。100%の力を入れて作ったアルバムなので、思い入れや愛情は強いですね。

――10年間、活動を続けてこれたモチベーションとは何でしょうか?
YAPAN:最近感じるのは、活動を続けると先の目標がどんどん見えてくるんですよね。最初の頃は1、2年後どうなっているかとかだったのですが、年をとったからかもしれないですけど(笑)、現在は、5年後10年後の大きな目標が見えると、今何をしなければならないといけないとかがわかるので、それがモチベーションに繋がりますね。
Tetsushi:夢とか目標は常に持っているんですけど、今後20年とかの目標もあるので、いい意味で“なんくるないさぁ”でやっていきたいですね。
YAPAN:ことしはデビュー10周年ですが、5年後、2人が40歳になったときは「結成40周年」の話をしています。
Tetsushi:10周年のアルバムはタイトルが「TEN TO TEN」で10曲入っていて、「10」にこだわっているので、結成40周年では40曲作らないといけないから、もう今から作らないと(笑)
YAPAN:明日からレコーディングしないと間に合わない(笑)

――10年経った今、今後のRYUKYUDISKO像とは何でしょうか?
YAPAN:僕は本気で思っているのですが、そろそろ“おっさんアイドルバンド”を目指してもいいじゃないかな。変に価値観にこだわった感じや、恥ずかしさが無くなっていて、ある種の開き直りがあるんです。だったらもっと面白いことやってみいいじゃないかと思ってます。YMOがそうであったように。
Tetsushi:あとは、いよいよ「RYUKYUDISKO」っていう名前のクラブを作りたいですね。結構、今でも勘違いされるんですよ「那覇にあるの?」みたいに(笑)。その勘違いを実現してやるみたいな。観光ももちろんですが、安心して沖縄のクラブが楽しめる場所を提供できるような。サウンド面はプロデュースします。

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします
YAPAN:お求めやすい価格にしていますのでCD買ってください(笑)
Tetsushi:10年目の2013年の夏の演出はたくさん用意してますので、一緒に楽しみましょう。

デビュー10周年を迎えて、結成40周年に向けたさらなる野望をもつRYUKYUDISKO。ことしのアニバーサリーイヤーはイベントや企画も考えてるとのことで、2人にとってもファンにとっても熱い1年になりそうだ。

【アルバム「TEN TO TEN」情報】
RELEASE:2013年6月4日
PRICE:2,200円(tax in)
CODE:ATDK-1

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