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2013年01月21日

【連載/沖縄エンタんちゅ】ハンサム(お笑い芸人)その2

→「ハンサム」(その1)続き

 

──ところで、お二人がお笑いをはじめたきっかけは?

仲:僕は学生時代から舞台にでたりとかして、ウケてはいないんですけど…(笑)。高校卒業するときに、教師になるかお笑い芸人やるかってことになって…親が喜ぶ方に進んだんです。九州の大学に行ったんですけどホームシックになって辞めて帰ってきて、ちょうどその時にFEC立ち上げの時でオーディションをやるって事だったので、受けたのが始まりですね。

金:僕はお笑いは好きだったんですけど、自分の選択肢の中に「お笑い」って考えたこともなかったんです。自分がやろうなんて思ったこともなく…。普通に会社員になって仕事してたんですけど、その時にダウンタウンが好きで松本人志の「遺書」って本を読んだときに「お笑いってすごいなあ」と初めて気付いたんです。「お笑いで1番になってみたいな」「よし、お笑いやろう」ってその時に思いました。県外に出る選択肢もあったんですけど、僕、内地恐怖症なんで…今もなんですけど。それで沖縄でやろうって思ってFECに入ったんです。

仲:しばらくはお互いピンでやったり別の人とコンビ組んだりしてたんで…入ってコンビ組むまでに4年くらいですね。

──じゃあ、お二人はFECに入ってから知り合ったんですね?

金:そうです。お互いの当時の相方に振られたんで「一緒にやってみようか」って。

 

──来年もまたO-1に出るのなら、また新しいネタを1年かけて作っていく感じですか?
 
仲:そうですね、新しいものだけじゃなく過去のものも掘り出して。今回の決勝のネタは3年前のネタなんです。それを掘り起こして改めて手直しして。
 
金:ウケないやつは、設定だけのこしてゴッソリかえたりとか。
 
──1本のネタを作るのに、どのくらいの時間がかかるんですか?
 
仲:僕たちは月1でライブをやってるんで、そこに向けて1本4分のネタを作る感じですね。そこでお客さんの前でやって「こんな感じどうですか」って…ウケるウケないを見てみて、その後に修正するところからスタートですね。O-1とか、大舞台で自信をもってできるネタにするのには…最低半年はかかりますね。自分たちの体に染み込ませないといけないし、自分たちで笑わせどころ、聞かせどころをきちんと理解しないといけないし…。
 
金:完成?って言ったら完成することはないですね…。O-1の時のエイサーのネタはエイサーを抜いたほうがいいんじゃないって話してるんですよ。もう一つのテーマのニートの子供にフューチャーしないとねって。
 
──毎月定期的にライブをやるっていうのはモチベーションになりますか?
 
仲:昔はモチベーションだったけど、今はネタの“締め切り”ですよね。今、月に数回ライブをやってるんですけど披露する回数が少ないんですよ。ぜんぜん足りてない。お笑いで内地に負けてるのはそこだけだと思ってて。あっちは1カ月10~15本同じネタで出てるし、ネタの修正も1カ月でグッと直すし…沖縄は圧倒的に足りない。
 
金:ネタは数を作ってザルに掛けて良いネタが何個か出てくる感じで。最低、月に1本は作らないといけんなって。
 
仲:3年前に「少なすぎる!」って自分たちで単独ライブをやってて。その時には月に漫才15本とかできてたんですよ。追い込んだら出来るんですよ! それを分かってるのに月1ライブになったら1本作るのに四句八苦している感じで。
 
──また単独ライブとかやらないんですか?
 
金:今年は3本くらいやりたいなって計画してますね。
 
仲:面白いかどうか分からないですけどね(笑)
 
──二人で稽古ってどのくらいの時間やるんですか?
 
金:今は稽古自体減ってますね。話してることが多いかな。
 
仲:もともと友達って関係でもないので、昔はお互いがお互いの面白いって部分を探りながら…あふぁーい(曖昧な)感じでやってたんで…。二人が“面白い”っていうのを共通認識にするまで稽古やってましたね。今は重なる部分も大きくなってきてるし…ていうか、稽古するのって疲れるんですよね(笑)。今、立ってやるのは長くて1本のネタに1時間くらいですかね。時間も計ってみないといけないから「やってみる?」って。
 
──ネタの時間4分の枠って、大会によってオーバーしたら減点されたりとかありますよね?4分に収めるってすごいと思いますが体の感覚で分かるものですか?
 
仲:俺はだいたいわかりますね。
 
金:俺は全然分からん(笑)! O-1決勝のネタも稽古では3分半でやってて「余裕だな~」って思ってたんですけど、番組終わった後にマネージャーに聞いたら時間ギリギリだったって。稽古と本番は違うなあ、怖いなあって。
 
仲:コントは短い2分とかのネタのほうが作るの難しい。漫才はしゃべってたらすぐ2、3分立つけど、コントは空気感を出すのに時間がかかるから。
 
──二人でハンサムとして活動するほかにピンでも活動してたりしますよね。ハンサムとして活動するときの決まりごとはありますか?
 
金:何かくじ引きするときは仲座が…。
 
仲:最初は金城さんが引いてたんですけどね、くじ運が悪いんですよ。しに(すごく)悪い。
 
金:それは二人で決めましたね。それ以外はとくに…。
 
──O-1のくじを引いたときに、2番目を選ぶのは最初から決めてたんですか?
 
仲:決めてはいないんですけど、まあ、1番よりは2番かな…と。けど今年のO-1は3番目が負けてるから…順番にはこだわらなくてもいいのかな。と。
 
金:怖いんですよね、1番目にやって2番目3番目のコンビのネタでめっちゃ受けてたら1番目のことはみんな忘れるだろうな…って。最後辺りのほうが有利だなって。
 
──話は変わりますが、仲座さんは映画とかラジオとか、金城さんも「しも建設」のCMなどに出ていますがお互いが出ているのを見て思うところとかはありますか?
 
仲:ん~、なんとも思わないですね(笑)
 
金:出ているのをみて「僕も出たい!」とは思いますよ。でも仲座が活躍しているのは見てて嬉しいですよ。
 
──何かやってみたい!という仕事はありますか?
 
仲:そうですね…コンビでテレビのレギュラーを持ちたいですね。
 
金:やりたいね~、コンビでテレビ!
 
仲:どこか新番組を作ってくれる所ないですかね~。
 
──でも、テレビに出たらもっと忙しくなりますね!
 
金:「あ~休みが欲しい」って言ってみたいですよ(笑)。でもさっきの話に戻ってしまうけど、ホント沖縄のお笑いがどーん!と盛り上がるっていうのが目標なんで、テレビって不特定多数の人が見てくれるから、もっと出たいですね。
 
仲:スズキのCMに出てから声掛けられますね~。
 
金:僕はやっぱり「しも建設」ですよ。これがフックになりましたね。ハンサムを最初に知ったのは「しも建設」って言う人も多いですよ。
 
──今の「ハンサム」を作り上げる為に、お世話になった“人・物”ってありますか?
 
仲:やっぱり嫁さんとファンの方たち。厳しいんですけどね、反対にそういう人たちがチビ(尻)たたいてくれるから頑張れるんです。最初のころはお客さん20人くらいしか来てくれなくて…ネタも雑でしたからね。
 
金:うちの嫁さんも「あの頃はぜんぜん面白くなかった」って言ってます。まぁ、本当に面白くなかったからね~。でも今は「変わったね」って言ってくれて…。
 
金:あとはやっぱり“ま~ちゃん”さん(ウーマクーボーイズ)のおかげって言うのはありますよ。個人のキャラクターを崩すことなく「こうした方がいいんじゃないか」って分かりやすくアドバイスをくれたりとかしてたんで。尊敬しますね。
 
仲:ま~ちゃんさんが東京から帰ってきて、FECに参加してくれて…東京から持ち帰ったものをバックしてくれて。でも、東京に行く前からま~ちゃんさんの事、知ってるんですけど、ホントはあの人…こんな人じゃないんです。
 
──え!? なんか「みんなのお兄さん」ってイメージが…
 
仲:あの人の根っこはムチャクチャな人です、「暴れん坊」です。テレビの生放送で脱いじゃったりとか。社長の智二さん(山城智二)もそうです“暴れん坊”ですよ本当は! FECの立ち上げは智二さんのお兄さん(山城達樹)なんですけど、あのころは本当にやりたい放題暴れてましたね…。お兄さんが亡くなって社長という立場になったから、頑張ってますけど…本来はあんな人じゃないです。よくもまあ、あんな最低な人でもここまで出来るんだなって(笑)。でもちゃんと頑張っている姿を見てると有難いなって思うし、僕たちも頑張らないとなって思う反面、もっと自分たち下の人が頑張って、あの人たちを自由にさせてあげないとなあ…って。メチャクチャな人だって分からない後輩もいるんですよ。
 
金:自分たちも、もっと支えてあげられるようにならんとね。
 
──最後に今までいろいろ応援してくれているファンへのメッセージは
 
金:末永く、これからもよろしくお願いします。一緒にお笑いを盛り上げていくことが出来たら…と思います。
 
仲:胸張って「沖縄のお笑い好きだよ」って言ってもらえるようになりたいので頑張ります。内地から来てくれるファンの方もいますし、怠けられませんよね。
 
金:県内のファンは「会社で宣伝したよ」とか「ライブのチラシ配ってきたよ」とか言ってくれるんですよ。正直FECの芸人よりも活動してくれてるんじゃないかな(笑)?
 
──ちなみにですが、自分のお子さんが「芸人になりたい」って言ったらどうしますか?
 
仲:大反対しますね。(笑)
 
金:公務員になれって言いますよ。てーげーなんぎどーって思うので。でも自分でやるなら勝手にやればって言いますけど。学校で、お楽しみ会があったみたいで友達を(漫才に)誘ったみたいなんですけど「僕らにはまだ早い」って言われて諦めたみたいで。ちょっと笑ってしまったんですけど、なんか…ちょっとお笑いやってみたいのかなー?って思いました。

 

O-1に優勝しても、自分たちのことを“挑戦者”と呼ぶ「ハンサム」のお二人。「とにかくライブを見てほしい」の言葉通り、1月19日のお笑いライブは会場いっぱいのお客さん(立ち見も!)に、出演している芸人さんたちの熱のこもったネタ…1時間オーバー大盛り上がりでした! 2013年も沖縄のお笑い、そして「ハンサム」に大注目です!!

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