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2013年01月21日

【連載/沖縄エンタんちゅ】ハンサム(お笑い芸人)その1

2013年1月2日、沖縄テレビで放送されたO-1グランプリで念願の優勝を果たした「ハンサム」の仲座健太さんとThis is a 金城さん! テレビやラジオ、CMで活躍中のお二人ですが、今回はそんな「ハンサム」を2ページに渡って特集しちゃいます! O-1の裏話から、「ハンサム」の結成秘話(?)、そして二人が思う“沖縄のお笑い”について、存分に語ってもらいました。

──O-1グランプリ優勝おめでとうございます! まずは、O-1優勝が決まったときの気持ちを率直にお願いします。

金城(下記よりすべて金):僕はほっとしましたね。みんなに支えてもらってたので…「今年は優勝するぞ」と言いながらこれまで6回裏切ってきましたから。

仲座健太(下記よりすべて仲):決勝進出したときに、実は僕ら以外の残り2組見てなくて…最初は「ほんとかな?」と。気持ち的には「やっと、やっとで…」というところですね。実はO-1の1回目からずっと出ているの僕たちだけなんですよ。ずっと居残りでやってましたからね…あ、もちろん次回もでますよ。

 ──決勝のネタ(よっぱらい代行と飲酒運転)、面白かったです。沖縄って車社会なんで若い人から年寄りまで、みんな車持ってるから分かりやすかったです。あと最後の大どんでん返しと「お帰りの際は…」というセリフ(笑)

仲:実際僕が免許切り替えの時に、安全運転講習ビデオを見たんですけど、そのビデオが新しくなってて。すごく考えさせられる内容になっていたんですよね。グッときて、思わずちょっと泣いてしまうぐらい(笑)。でも泣いて感動したあとに、最後「お帰りの際は安全協会に1000円…」というセリフが実際にあって「おい!?」と(笑)。オチまであるのか!って。もちろん、ちゃんと1000円出しましたよ! で、その言葉をネタに後から付け足したんですよ。

金:このネタをきっかけに、今年は警察から仕事の依頼こないかなー?って思ってます(笑)。ポスターとか「飲酒運転、ダメ、ゼッタイ!」ってやつ。

 ──O-1が終わった後は、最初に誰に電話しましたか?

仲:どっちも嫁さんにですね~。

金:いやあ、泣きましたね。ステージでは思いの他泣かなくて、終わった後に嫁に電話したらボロボロ涙が出てきて、子供に代わってもらったら「お父さん面白かったよ」って言ってもらえて…今話しながら、すでに泣きそうです。

仲:嫁に電話して、僕も泣いたんですけど、実は去年、一昨年と負けたときも電話して泣いてるんですよね…結局勝っても負けても泣いてますね(笑)

──これまでO-1出場を途中でやめたいな?と思ったことはないですか?

仲:やめる・やめないはチョコチョコ出てましたよ。でも、とりあえず今回まで頑張ろう…駄目だったら次、また頑張ろうと(笑)

金:話は何度も出てたんですけどね~。悔しいんですよ、やめるんだったら勝ってやめたかったし。結果出せないのは悔しいですし…何か結果を出したいというのはありました。

 ──「お笑い」自体をやめたい。と思ったことは?

金:僕はもう、何回もありますね。

仲:何回か解散の話はでてます。でも、その原因はくだらない喧嘩なんですけどね。

金:辞めるのは簡単なんですけど、なんか形に残したいなって言うのがあって…悔しくてふんばれました。
 

──O-1で優勝した後に何か変わったことはありますか?

仲:気持ちの部分が変わりました。O-1優勝という「お墨付き」をもらえたので自信をもてるようなってますね。あとは空き時間に録画したO-1を何度も見返してます。だから空き時間をつぶせるようになりました(笑)

金:何度見ても一喜一憂してますよ。結果知っているのに発表の時に「誰が優勝するば?」って(笑)

仲:こんな面白いテレビ番組ないですよ!自分が優勝する番組ですからね。

金:なんなら仲座、今朝もフルで見てましたよ。

──今回どのコンビもすごくレベルが高かったんですけど、プレッシャーはありましたか?

仲:O-1は今までFECが優勝したことがなくて、AブロックBブロックでFECが勝ち上がってきた時が一番のプレッシャーでした(ハンサムはCブロック)。自分たちのブロックは残り2組がオリジンで、いきなり色んな物を背負った感じがしたというか。

金:FEC2組勝ち上がって、まさかのCブロック自分らが予選落ちってなったあげく、そこが優勝とかってなるとね…。

仲:お笑いって個人個人の勝負だから、事務所とかってあんまり関係ないと思ってるんだけど…今回は嬉しかった。いつもオリジンに負けてて悔しい思いもありましたから。

──今、結構追っかけてくれているファンがいますよね。全国からも応援があったりするんじゃないですか?

金:県外からわざわざ見にきてくれる方がいらっしゃるんですよ。香川県の方とか。あと以前「R-1」に出場したときも東京のファンが案内してくれて「金城を囲む会」をしました(笑)。泊まるホテルとかも用意してくれたりとか…ほんとに家族みたいに愛してくれてます。

仲:やっぱり追っかけてくれるファンが増えてきたのは「マブヤー(琉神マブヤー ※RBC)」に出てからですね。それはすごく大きくて。そこから県外も県内も知ってくれる人が多くなって、自分たちのお笑いも見てくれる人が増えました。そこから「ハルサーエイカー ※OTV」に繋がっていって。

──これからもどんどん増えていきそうですね。

仲:それはこれからの僕らの頑張り次第ですね~。それはもう。

金:これをきっかけに、沖縄のお笑い界がもっと盛り上がってくれたらでーじ(すごく)うれしいな~って思いますけどね。

仲:沖縄のお笑いって、まだまだ業界としてまだ確立してないからもっと支えられるようにしたいな。と、ずっと思ってるんです。

──「ゆがふぅふぅ ※OTV」とか、今沖縄の芸人さんたちもローカル番組に出てくるようになったし、それは沖縄の“お笑い業界”にとって良いことですよね。

金:ほんと少しずつ、周りの人たちに協力してもらいながらできてます。ゆがふぅふぅにも出してもらってますしね~。

仲:沖縄の芸人たちは力はあるんです。芸歴も長いし面白いんですよ! 最前線で先輩たちもまだまだ頑張ってるし…本当に面白いんですよ。面白いんだけど、沖縄でいったら「お笑いポーポー」以来のムーブメントが起こせてない。昔に比べたら今のほうが圧倒的に技術は上なのに以前のエネルギー、熱量をこえる事ができてない。そこを超えないと次の時代に進めないんです。だから“次の世代”として、そこをきちんと創り上げないと沖縄のお笑いが駄目になっていく気がしますね。

──“沖縄のお笑い”が大きな波にならずに廃れてしまうのはもったいないですよね…

金:そうなんですよ! O-1の後に打ち上げをしたんですけど、同じ事務所の“ドラゴンエマニエル”のしょうごに「来年は絶対俺たちが優勝します!」といわれたのはでーじ嬉しかったですね。こんな感じで切磋琢磨して盛り上がっていければなあ。と。

 

──これまでの取材などを通して「沖縄のお笑いってほんとに面白い」「見ないのもったいないなあ」って思います。
 
金:ライブを全沖縄県民に見せたいって、本当に思いますね。
 
──生で見るのと映像で見るのとは本当に違いますよね!空気感というか
 

仲:何でもそうだとは思うんですけど。その場の雰囲気とか、熱とかね。テレビで見るのとは全然違う!


──芸歴も長くなって、目標とされる立場になって後輩の方がどんどん出てきていると思うんですが、お笑いの指導をされることもあるんですか?

金:いや、出るくいはどんどん打っていかないと。出る前に打っておきたい(笑)

仲:お笑いって、教えることってないんですよ。本当にない(笑)単純に声が大きいとか小さいとか最低限なことくらいです。立ち位置的には生活指導みたいなもんですよ。優勝して、目標とすると思ってくれるのは嬉しいけどプレッシャーはないんですよ。優勝しても僕たちが変わるわけじゃないし、常にチャレンジャーなので、守るものがないんです。気持ちは嬉しいですけどね。

金:自分自身も「お笑い」の事って、まだ分からないことばかりだから自分で気付くしかなくて、気付く為にはお笑いを続けるしかないんですよ。

仲:お笑いって個人個人が「社長」じゃないとだめなんです。セルフプロデュースできないと。

──FECの舞台を見て思うんですけど、みなさん「演技力」がありますよね。

仲:伝えないといけない仕事だから、芸人はみんな「演技力」あると思ってます。金城さんは「ちゃんとしてない人」の演技がうまいです(笑)。僕は「ちゃんとしてる人」が反対にうまいです。

金:普段が「ちゃんとしてない」から(笑)。だから自然に演じれてるっていうのはありますね~。良い役もらってます。

仲:ネタの構成も立ち位置もこの10年でずいぶん変わりましたね。最終的に僕が全体の流れを進めていく役で、セリフも9:1で(笑)。で、金城さんがポイントで印象に残る…という。

──ネタはどのように考えているんですか?

仲:ネタは基本2人で話しをして、その中から…ですよ。

金:仲座の世の中への不平不満とかを僕が聞いて、最近だと政治のこととか。

仲:ずっと金城さんに色んなことを愚痴ってます。だからO-1の1回戦のエイサーネタなんかは本当にそうで、最近の伝統芸能への不満がネタになってますね。

仲:でも、僕はウワーッと話すんですけど金城さんは一緒に笑ってるだけで、「じゃぁ、誰が残すば!」っていう(笑)。何もやらないんですよ。でーじですよ、手は空いてるだろ!って(笑)

──以前は漫才メインだったと思うんですけど、コントに変わったきっかけは?

仲:ずっと漫才やっててボケ・ツッコミの立ち位置をかえながら試行錯誤しながらやってたんですけど、自分的にはなんかしっくりいかなくて。自分たちが一番キャラを出しやすかったのがコントだったって感じで。だから今はボケとかツッコミとか役割は決めてないんですよね。

金:逆に今、役割は?って聞かれたら恥ずかしいなーって。面白いところをやりますって答えるかな。

仲:どうしてもボケ・ツッコミっという役割を作っちゃうと嘘を重ねてる気がして出来ないんですよ。普通に会話してるときって相手が受けてるだけじゃないし、反撃する時だってあるじゃないですか。自然なシチュエーションを出したくて。ネタ作りで喋ってるときの二人の感じを出したかったんです。

 

                                               「ハンサム」(その2)へ続く→
 

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