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2012年12月25日

【連載/沖縄エンタんちゅ】普天間かおり(シンガーソングライター)<後>

にこやかにインタビューにこたえる普天間かおりさん

にこやかにインタビューにこたえる普天間かおりさん

 10月にメジャーデビュー10周年記念アルバム「Smile Again」を発表した、シンガーソングライターの普天間かおりさん。インタビュー第2部では11年にわたってレギュラーのラジオ番組を持っている“第二の故郷”福島での活動や自身のルーツについて、そして1年ぶりとなる沖縄でのライブの話を聞いた。

■近いねー、福島!■
――福島とのかかわりのきっかけは?
私がインディーズで作った「真南風(マフェー)」(1997年発表)というアルバムが、当時のラジオ福島のあるディレクターさんに興味を持ってもらえたのがきっかけ。最初はイベントや放送のゲストに呼んでもらっていましたが、その時の話の内容が面白かったとのことで、「ぜひ福島で番組を持って、沖縄の話をいっぱいしてください」という話になって番組がスタートし、11年になりました。今も「真南風だより」というコーナーで、沖縄の伝統的な祭りや最近の流行などを福島のみなさんにお伝えしています。

――福島と沖縄の違いで驚いたことなどは?
福島は(東から)浜通り・中通り・会津と3つの地域に分かれていますが、それぞれ天気予報も全く違う。海沿いはあまり雪が降らないけれど山沿いの会津は何メートルと積雪があるように、一つの県なのに地域ごとに違う習慣もたくさんあることに驚きましたね。
福島の方々は穏やかで、ちょっと沖縄にも似てるかな、と感じました。純真で、なじみやすかったですね。沖縄に好意を持っている方も多くて。(福島の伝統芸能「じゃんがら念仏踊」が沖縄の伝統舞踊「エイサー」の起源になっているという説もあり)沖縄とつながっているということを知ると、「近いねー!」と面白みを感じますね。

■子どもたちに本を■
――現在、福島で「スマイル文庫」という活動もされているそうですね。
震災後に、「Smile Again0311」という支援活動のプロジェクトを立ち上げ、「Smile Again」の楽曲配信やチャリティーコンサートを開くという活動を行なっていたのですが、音楽だけではなくて、もっともっといろんな人たちとチカラを合わせられたらいいなと。そこで「子どもたちに本を贈る活動をしよう」ということで、東京・神保町の有志の方々と協力して不定期に毎回20冊前後の本を各施設へ届けて、子どもたちとのふれあい活動をしています。
現地の子どもたちは元気ですが、津波の被害が大きかった地域から避難している子もいて、心の中の傷も大きいものがあると思います。しかし子どもたちの素晴らしさは(傷を乗り越えて)成長していけるところや柔軟さにあって、そこを大人たちがどうサポートできるかが大切。後ろ向きではなくて、夢を持ったり、友達・仲間の大切さなどを歌や本、一緒に遊んだりする中から吸収してほしいですね。
訪ねて行くと、最初は警戒していた子どもたちもすぐに打ち解けて、帰る頃にはおんぶにだっこで「帰らないでー!」ってなっていたり。スタッフを含めた私たちのほうが元気をもらっているような感じもあって、(子どもたちとの交流は)たのしいですね。

――ちなみに普天間さんの好きな本は何ですか?
金子みすゞさんが好きで、数年前から朗読したり、紹介しています。好きさがあまって、金子さんの「わらい」という詩に曲をつけて、シングルのカップリング曲で発表したこともあります。絵本も好きですね。

■ルーツをたどる“琉球うみない哀歓歌”■
――ところで、「普天間」という姓は沖縄県内でも珍しい姓ですが、本名ですか?
はい、本名です。「普天間」姓は琉球王朝の王族の末裔の名字ですね。厚さのある、ハードカバーになった家系図もあります。墓参りは首里城なので、王族しか入れないところにお墓がありますよ。古謝さんと作った「普天間のかおり」という曲のサブタイトルに「琉球うみない哀歓歌」とつけましたが、「うみない」が「王女」を指す言葉で、(作詞・作曲をした)佐原一哉さんが私のルーツをたどるような楽曲を作ろうということで曲を書き下ろしてくれました。はるか昔の琉球王朝から現代、そして未来をたどる中での沖縄の光と影を表現しています。

■“笑顔の交換”ができるライブを■
――先日、沖縄でインストアライブがありました。そして来る1月には古謝さん、DIAMANTESのアルベルト城間さんをゲストに迎えてワンマンライブがあります。
(インストアライブでは)沖縄は故郷だからなのか、初めてのお客さんでも親しい感じがありますね。実際に知り合いの知り合いだったり、遠い親戚だったりすることもありますが、みんな知っているような、心強い雰囲気がありますね。
1月のライブでは新譜の曲を中心に演奏する予定で、地元・沖縄で活躍しているミュージシャンをサポートに迎えてのライブになります。さらに古謝さん、アルベルトさんのゲスト出演もあり、沖縄ならではの、親戚が集まるような親しみやすさの中に音楽が持つ楽しさや声・歌の持つ力を感じられるようなライブにしたいですね。2013年最初のライブでもあるので、今年一年がんばろうねと笑顔で新年を迎えられるような、笑顔の交換ができるようなライブにしたいです。

――今後の活動についての抱負を。
まずは久しぶりとなる1月の沖縄コンサートを、応援してくれている方々へのお礼も込めてやりたいです。この10年で成長してこれた部分もあると思うので、普天間かおりの世界観をますますふくよかにしていく意味でも、どんどんいろんな歌を作っていきたいなと思います。

(聞き手・伊波泰志)

【リリース情報】
■最新アルバム「Smile Again」
好評発売中!
初回限定盤(DVD付)3000円(税込)
通常盤2000円
■CDブック「守りたいもの」
イラストレーター・牛嶋浩美とのコラボレーションで届けるハートフルな一冊!
(CD付)1500円(税別)

【ライブ情報】
■普天間かおりコンサート2013「Smile Again~未来へ~」
日付:2013年1月19日(土)
時間:開場18:30 開演19:00
会場:沖縄・桜坂劇場
チケット:前売り3000円(要1ドリンクオーダー、当日券は500円増し)
問い合わせ:098-860-9555(桜坂劇場)

故郷でのライブは「お客さんもどこか親しい感じがある」
「子どもたちとの出会いは楽しみ」と福島での活動を語る

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