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2012年09月14日

【全国コミュニティシネマ会議2012 in 那覇】文化の自給自足!? 桜坂劇場は地産地消の映画館

桜坂劇場の魅力についてディスカッション!

桜坂劇場の魅力についてディスカッション!

「全国コミュニティシネマ会議2012 in 那覇」1日目の9月8日。1つ目のプログラム後半となったディスカッションのテーマは、「居心地のよい場所≒コミュニティシネマ~桜坂劇場大解剖!」。桜坂劇場プログラムディレクターの下地久美子氏を筆頭に、司会を務める三浦展氏(カルチャースタディーズ研究所主宰)ほか6名がステージに登壇、それぞれの桜坂劇場への思いを発表した。

まずは下地氏が、桜坂劇場の会社概要、施設を紹介し、その歴史を振り返った。また、映画以外の活動として、沖縄の工芸品や雑貨を扱うセレクトショップの運営、カフェの施設、これまでに開催した県内外の音楽ライブ、さまざまなワークショップの数々を紹介。映画ではやはり、昔なつかしい沖縄が登場する『海流』や、沖縄を代表する音楽家・宮良長包を題材にした『えんどうの花』、中江裕司監督の『恋しくて』がヒットするなど、全国とはまた違った盛り上がりのようすを説明した。劇場で開催した一風変わったイベントで、アルコール依存症に関する討論会を開催したところ、映画館がアルコール依存症の人々であふれたというエピソードを披露し、場内の笑いを誘う場面も。

「近年多様なメディアの出現により、全国的に映画館の動員人数は減少傾向にあるが、映画館という枠に収まらずに、買い物からカフェでひと休み、という風に生活の中に根付いた桜坂場劇のような場所があれば、映画から遠ざかることがなくなるのでは?」と、廃校になった学校をアート・スペースにして、地域の魅力を再発見させる活動をしている現在青森県在住の立木祥一郎氏(teco LLC代表)が発言。

また、NPOまちなか研究所わくわくの宮道喜一氏が「映画とは人々の記憶に残るもので、共通の話題や会話の第一歩になることも多く、映画館とは地域の人々を巻き込む力がある場所。そんな場所がどんどん減っていくのはとても残念なこと」と続け、「街が変化して行き、地形がなくなり建物がどんどん変わると人の記憶は薄くなっていく、それは那覇も決して例外ではない」と、沖縄県産本を多数出版、桜坂劇場でも書籍を販売しているボーダーインクの新城和博氏も賛同した。

今後桜坂劇場がより活性化するためには? とのテーマでは、那覇市観光協会「ガイドと歩く 那覇まちま~い」で独自の観光コースを提唱する千住直広氏が、「例えば映写機を見せたり、映画館の裏側を見せたりするようなバックヤードツアーを企画してみては?」と提案。下地氏も「いいですね~!」と乗り気な様子。立木氏は「宮城潤氏が行った、空き物件をアートスペースに変えて前島アートセンターを立ち上げるという、隙間的な部分を利用した活動には魅力がある。沖縄で出版し沖縄で販売するという、ボーダーインクの手法のような地産地消は沖縄に合っている。これは文化の自給自足」と続けた。

下地氏は「桜坂劇場にこういうことをしてほしい、といろいろ言ってくれるお客さんに支えられていて育てられているし、それはとてもありがたいこと。街があってこその映画館。地産地消という盛り上げ方もあるのかと。今後もっと開かれた映画館になれるよう、やりたいことをどんどん展開していきたい」と意欲をのぞかせた。

桜坂劇場プログラムディレクターの下地久美子氏
三浦展氏(カルチャースタディーズ研究所主宰)
立木祥一郎氏(teco LLC代表)
宮里千里氏
まちなか研究わくわく(NPO)宮道喜一氏
ボーダーインク新城和博氏
若狭公民館宮城潤氏(NPO法人 地域サポートわかさ)
那覇市観光協会(まちま~い)千住直弘氏

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