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2020年04月27日

【沖縄】草木の実に特化した“エンタメ事典”的写真集が発売



沖縄県内で見ることができる草木の実を集めた写真集「おきなわ木の実さんぽ」(ボーダーインク)が、このたび、発売された。

著者の安里肇栄(あさと・ちょうえい)氏は、40代半ばを過ぎた頃から山中の花に魅せられ、カメラを片手にやんばるに通うことを趣味とした。

その趣味が高じて、2013年に「おきなわの山の花さんぽ」を刊行。その後、「おきなわ毎日花さんぽ」(ボーダインク)も発売し、今回が3冊目の著作となる。

「おきなわ木の実さんぽ」は、沖縄県内で見ることができる木の実、草の実にフォーカスした写真集。沖縄県の花に指定されているデイゴから、今ではなかなか見られない絶滅危惧種まで、324種の“実”を集めた。

本書は、いわゆる百科事典的な生真面目なものというより、安里氏の言葉遊びが随所に見られる、言ってみれば“エンタメ事典”的な軽妙な解説が特徴。

「甘いイチゴ見つけた」「大きくても食べられない」「野山のラピスラズリ」「天然のドライフラワー」「ヤンバルの林床は宝石箱」「砂浜のうしろを陣取って」など、目次を見るだけでも、思わずページを進めたくなる言葉が並ぶ。

構成は1テーマ2ページ完結で読みやすい。安里氏自身が撮影した写真とともに解説が添えられているのだが、「実はみずみずしく甘酸っぱくておいしいが、種が大き過ぎる」(ツルグミ)、「焼いても渋みは消えず食べられたものではない」(オキナワウラジロガシ)、「強烈な匂いで口に入れる気になれない」(フクギ)など食べる前提のコメントだったり、「実を狙っていたが、いつも小鳥に先を越された」(エビヅル)など子供の頃の体験を入れてみたり、「花は一斉に開かず、地味な淡緑色で人に気づいてもらえそうにない」(ヒサカキサザンカ)など自虐的な言葉を入れてみたりと、安里氏の人柄が伝わってくる。

安里氏の著書は、沖縄ならではの風習や子供の頃の実体験、伝統文化との関係などを織り交ぜながらも、肩肘張らない解説が人気の要因となっているのだろう。

本書片手に散歩すれば、楽しいひと時を過ごすことができそうだ。

「おきなわ木の実さんぽ」
発売中 1,800円(税別) ボーダーインク

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