バラエティ
メ~テレ 2017年09月30日(土) 16:55~17:25
放送地域
6年ぶり、2度目に訪れた岐阜・加茂郡白川町。濃飛バス『白川役場前』バス停からまずは中心部の様子を見てみようと歩き出す。白川にかかる河岐橋(かわまたばし)を渡ると、清流を泳ぐ魚が橋からも見える。下流の方では、鮎釣りをしている人も。最初に出会った、1才になる娘さんを連れたご夫婦に話を聞くと、白川町はお茶の名産地とのこと。奥さんのお父さんがペットボトル入りの「白川茶」を差し入れしてくれた。
白川沿いの道を進むと、ご年配が道端で談笑中。混ぜて貰って色々話を聞くうち、「白川の鮎は最高だよ」ということで、今年穫って冷凍してある鮎を分けてくれた。お母さんによると「クオーレの里へ行けば、焼いて食べられると思うよ」という。『道の駅美濃白川クオーレの里 魚ワクワク公園エリア』は地域の名産品販売、レストラン、マス釣り、バーベキューができる観光スポットだ。受付でお願いすると、持ち込みとして別料金になるが頂いた鮎も焼いて食べられるとのこと。
まずはマス釣りに挑戦!竿もエサも借りて、清流に糸を垂らすとわずか数秒でヒット!3匹まで持ち帰ることができるので、さらに2匹をあっという間に釣り上げる。ウドちゃんいわく「魚釣り最速記録」だそうだ。釣り上げたマスと、頂いた鮎を炭火でこんがり焼いて食べる。管理人のおじさんが言うには、「白川はコケがいいから鮎が旨い」のだそうだ。鮎には鮎の、マスにはマスの美味しさがあることを発見した。
視聴者情報で、『大黒屋』という菓子舗の『こりゃほんね』という変わった名前のお菓子と近くに歌舞伎小屋あるということで黒川地区に向かう。長閑な山里の風景の中を歩いて行くと、畑作業中の方に遭遇。実家が農家で、自分も農業高校出身ということで作物談義。30cmを超えるナスにビックリしたりするうち、お父さんが「東座へ行くんか?」と聞く。黒川地区には歌舞伎小屋『東座』があり、この11月には中村勘九郎、中村七之助らが公演するという。「あそこにある菓子屋のオヤジさんが保存会の会長だわ」と教えて貰い、またビックリ。
すぐ近くの大黒屋さんを訪ね、まずは視聴者情報にあった『こりゃほんね』をいただく。白川茶の風味が生かされた、ふんわりとした皮に生クリーム餡のやさしいお菓子だ。その名前の由来は、この地方の方言でビックリした時に思わず出る言葉だという。そしてご主人に『東座』の話を聞き、案内してもらうことに。
明治22年に建てられた東座は、一度は廃館になりかけたが、地元のみなさんのご厚意で存続することになったという。実はご主人も歌舞伎役者として地歌舞伎に出演しているとのこと!最後は2人で花道から登場、キャイ~ンのポーズを決めてからご主人が見得を切り、ウドちゃんがすかさず「よっ大黒屋!」と声を掛ける。清流と山里の風景、地元の皆さんの優しさに癒され、町を愛する人たちに感動した旅だった。