ドラマ
関西テレビ 2012年10月04日(木) 25:00~25:58
放送地域
大阪の貿易会社に勤める独身のOL・和田あかり(田畑智子)は32歳の誕生日を前にマンションを借り、念願のひとり暮らしを始めた。部屋には買ったばかりのセミダブルベッド。ひとりで寝るには大き過ぎるこのベッドには、あかりのある“思惑”があった。それは「男ができる前に、男ができても構わない体制を整えること」。過去にはそれなりに恋愛もしてきたが、今は特定の恋人もなく、結婚したい相手も未だに現れない。そこで一念発起し、新しい恋を夢見てこのベッドを買ったのだった。
ある日、年下の元彼・文夫(鎌苅健太)から電話が入ったが、あかりにとって文夫は過去の男。キッパリと断って電話を切ると、今度は窓の外から男の罵声が。隣のビルにある進学塾の講師が生徒を叱りつけているらしい。しょっちゅう聞こえてきては妄想の邪魔をする講師の怒鳴り声にうんざりしていたあかりは思わず窓を開け、大声をあげて反撃する。
数日後、あかりは新居で引っ越しパーティを開く。招待客はひとつ年下の同僚・梅本(尾上寛之)と短大時代からの友人・山名与志子(中村ゆり)。ところが、未だに実家暮らしで男性経験のない与志子が「自立してない処女は最低」という梅本の言葉にショックを受けて帰ってしまった。部屋に2人きりになるあかりと梅本。料理の手際もよく、話も合う梅本にあかりは興味を示すが、当の梅本はまったくその気にならない様子で、あかりをベッドに誘おうとする気配すらない。
結局、何もないまま梅本は帰り、釈然としない思いのあかりは与志子に呼び出されて女子高時代の担任(ほっしゃん。)が営む、馴染みのおでん屋へ。学生時代の友人、若林雅子(村川絵梨)と城崎マドカ(楠見薫)も合流して飲んでいると、そこに昔つき合っていた妻子持ちの男・角谷(木下隆行)が現れる。さっそくあかりを口説き、よりを戻そうとする角谷。だがあかりは「結婚できない関係にはもう満たされない」と突っぱねる。
まもなく、マンションに戻ったあかりはゴミ捨て場にあったソファを見つけ、部屋に持ち帰ろうとする。そこに同じくソファを狙っていたという男・吉崎久太(鈴木亮平)がやって来た。ソファをあかりに譲り、運ぶ手伝いを買って出る久太。その声を聞いてあることに気づきハッとなったあかりは「見てもらいたいものがある」と久太を部屋に引っ張り込んで…。
【出演者】田畑智子、鈴木亮平、木下隆行、中村ゆり、尾上寛之、村川絵梨、楠見薫、鎌苅健太、ほっしゃん。