バラエティ
メ~テレ 2011年06月25日(土) 09:30~10:00
放送地域
JR大津駅から旅をスタートしたウド鈴木がまず気になったのは、看板に書かれた大津の方言。「おどぼ」と書かれていて、独特の文化がある予感がする。駅前を歩いていると、琵琶湖に辿り着いた。すると、聞こえてきたのは聞いたこともない奇妙な鳴き声。一体何者かと思ったら、大きな2羽の鳥がまるで夫婦のように仲むつまじく寄り添いあいながら琵琶湖を飛来。そんな琵琶湖の偉大さに感動する。
続いて向かった「天孫神社」は、街の雰囲気とは全く違い独特な空気流れる1200年以上も前に建てられた神社。「鈴緒(すずお)」という社に吊ってある鈴を鳴らすための布を奉納し、「旅してゴメン ウド鈴木」と名前を入れてもらった。
再び街へ戻り、気がつけば旧東海道を歩いていた。そこで見つけたのは小さな食堂「味さかえ」。昔ながらの渋い店内には、親子丼、エビフライ、カレーライス、カツ丼などシンプルでおいしそうなメニューが並んでいる。中でもカレーライスは、期待を裏切らないどこか懐かしい味のする逸品。今でも、東海道を旅する人たちが立ち寄るという小さな食堂は、店を営む主人と時間が止まったような心温まる会話も弾む。
さらに東海道を歩き、次に辿り着いたのは「ナカマチ商店街」。そこで見つけたのは酒蔵「平井酒店」。話を聞くと、その歴史は340年。昔から米の流通の中継地であった大津の酒は「大津酒」と呼ばれ、その時代から親しまれている味。酒を注いでくれるおかみの酒を愛する言葉や大津を愛する言葉に、ホロ酔いぎみのウドは身も心もホッコリする。
ちょっぴり千鳥足で商店街を歩いていると駅前で見た大津の方言の「おどぼ」を発見! 「おどぼ」とは漬物だったのだ! 旅をスタートした時から、何となく「おどぼ」が気になっていたウドは、立ち寄った「八百与」のおかみに事情を話すと、手作りの漬け物を出してくれた。先ほど「平井商店」で購入した酒と、水ナスやキュウリのぬか漬けを試食。話を聞くと、こちらも200年以上の歴史を誇る老舗店。古くから歴史と文化を育み、今なお受け継がれる大津。豊かな文化と温かい人たちとの出会いに恵まれた旅となった。
【出演】ウド鈴木