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2019年07月31日

【沖縄】民主主義の考え方の“芽”が詰まった「モモト」最新号



沖縄を1テーマで表現するビジュアルマガジン「モモト」の、2019年夏号が発売中。

今回の特集テーマは、「民主主義について」。スペシャルインタビュー以外は、比較的若い層から見た“民主主義”を綴っているのが特徴だ。

表紙にも登場しているが、巻頭は、「辺野古」県民投票の会代表の元山仁士郎氏と、県内ホテルにて社長秘書として働きながら、2018年の名護市長選・沖縄県知事選では、政権与党が推薦する候補の青年部長を務めた嘉陽宗一郎氏。

この2人は、「辺野古移設」の容認(嘉陽氏)と反対(元山氏)、2016年の宜野湾市長選で元山氏は革新系、嘉陽氏は保守系それぞれの候補を応援するなど、いわゆる考えを異にする立場。ただ、今の世の中らしく、2人はSNSを通じて知り合い、互いを尊重する。

「色々な角度を持つ人たちに対して、どうしたら理解してもらえるか考えられるようになった」(嘉陽氏)、「今は多様なメディアがあるので、技術の発展によってつながる場ができた」(元山氏)と、SNSは使い方によっては“凶器”となる諸刃の剣だが、“民主主義の場の進化”という捉え方もできるのが興味深い。

そして、「モモトスペシャルインタビュー」と銘打って、元知事・稲嶺惠一氏、元副知事の吉元政矩(よしもと・まさのり)氏が登場。2人は県政を担った立場から“民主主義”を論じ、稲嶺氏は「目先の利益ではなく、長い目で見て、本来人間としてどうあるべきかを考えれば、自ずと答えは出てくる」と、冷静に、重みのある言葉で分析。

また、吉元氏は「世界的な大きな動きと、東アジアにおけるアメリカの軍事戦略の理屈が崩れたことを関連づけて運動を展開しないと、県民に本当に納得してもらえない」と力説し、「最近、そういう展開が不十分」と苦言を呈する。さらに、「沖縄としてどうするかというところに基軸を置いて県民をまとめる姿勢がないと、いつまでたっても沖縄問題は片付」かない、と沖縄の政治家に檄を飛ばす。

そして、沖縄在住の作家・松永多佳倫(まつなが・たかりん)氏が、70年代、80年代生まれの若手に話を聞き、沖縄の民主主義について考察。先日、7月21日、ここ沖縄でも候補者による争いが繰り広げられたが、「しがらみや知り合いだからと惰性で票を入れる」と沖縄の選挙を批判する松永氏は、先の参院選をどう見ただろうか。

ほか、「選挙ドットコム」にて選挙の情勢分析記事などを書く宮原ジェフリー氏、県内出版社の編集者・喜納えりか氏、そして、「モモト」編集長のアシスタントとして活躍する伊波春奈氏、若手がそれぞれの立場で誌面を彩り、それが「モモト」らしく多角的に“民主主義”に迫っている。

ここには、「右・左」「保守・革新」という狭い枠では決して片付けてはいけない、貴重な考え方の“芽”が散りばめられている。

「モモト」(Vol.39)
発売中 1,000円(税別) 編集工房東洋企画

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