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2019年01月10日

【沖縄】貴重な資料&美しいアート&名言が詰まった「モモト」のアート特集



沖縄を深掘りするワンテーママガジン「モモト」の第37号が、現在、発売中。

今回の特集は、「沖縄とアート」。古琉球の仏教アートから、戦後美術のレジェンド、旬の作家まで、沖縄とアートが積み上げてきた約500年を1冊で振り返る。

今回の「モモト」も分かりやすく年表から。「ざっくり学べる! 琉球・沖縄のアート史」と謳っているが、決して“ざっくり”でないところが、モモトらしい。

1261年、古琉球の仏教アートとして、極楽山に、現在の「浦添ようどれ」が築かれたところからスタート。“若冲を越える”と評された宮廷画家の自了、天才浮世絵師・葛飾北斎や読本作家・曲亭馬琴らを巻き込んだ江戸上りによる芸術、現在の首里・末吉公園あたりにあった美術村“ニシムイ”を経て、現在も開催中の「やんばるアートフェスティバル」まで、20ページにわたるタイムトラベルとなっている。

間にはままれたコラムも読み応え十分で、特に“ニシムイ美術村”は2ページを割き、村の居住者の一人だった山元恵一さん(故人)の妻・文子さん、さらには、その次男・正造さんの妻・あきみさんにまで接触。1994年に沖縄県文化功労者として表彰された時の文子さんのコメントを拾えたことで、この2ページの価値を何倍にも上げることに成功している。

さらに、沖縄アート界のレジェンドたちの“名言”が続く。画家・喜久村徳男(きくむら・のりお)氏は、アートについて、「無人島に行って一人で絵を描いてもアートにはならない。誰かが来て何を描いているの、とか、人間同士が話をしたときに、それは芸術になる」と言及。

そして、同じく画家の宮良瑛子(みやら・えいこ)氏は、絵描きという職業を、「その時代に生き、その時その時に遭遇した感動や悲しみや怒りから逃げずに描き残すことだと思う」と定義する。

人間として、また、クリエイターとして忘れてはいけない“本質”に迫ることをサラッと言ってしまうあたり、芸術家としてこれまでどう生きてきたかということがしっかりと伝わってくる。

こんなうんちく的な紹介はさておき、とにかく貴重な資料や美しいアート作品が満載なので、十分楽しめる1冊に仕上がっている。

「モモト」(Vol.37)
発売中 1,080円(税込) 編集工房 東洋企画

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