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2013年12月04日

【沖縄】組踊、エイサーなど沖縄に伝わる踊りをドキュメンタリーで紹介



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BS朝日と琉球朝日放送(QAB)は共同で、沖縄の“踊り”に特化したドキュメンタリー番組「踊る、オキナワ~受け継がれる琉球の魂~(仮)」を制作、2014年1月19日(日)にBS朝日にて放送する。

「踊る、オキナワ~受け継がれる琉球の魂~(仮)」は、沖縄の伝統的な踊りである「組踊」、主に旧盆の時期に行われて全島的な大会もある「エイサー」、中高生たちによる現代版の組踊「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」といった、沖縄に伝わる踊りにスポットを当てたドキュメンタリー。

2013年3月、人間国宝である歌舞伎の女形俳優・坂東玉三郎が、国立劇場おきなわで行われた組踊の公演に出演し、悲恋を乗り越える琉球国王の妹役を演じた。歌舞伎俳優が組踊に出演するのは初めてのことで、玉三郎は、音階に乗せた独特の語りや琉舞を、鮮やかな色彩の染め物をまとって披露、会場に詰め掛けた沖縄の人たちから大きな拍手が沸いた。

琉球王国時代から芸能の盛んな沖縄は、踊奉行(おどりぶぎょう)という役人を置くほど、国を挙げて踊る芸能に力を入れていた。組踊は1719年、中国からやって来る使いの人たちをもてなすために生まれた宮廷芸能で、首里城を中心に厳かに行われるようになる。組踊には琉球の言葉による芝居、音楽、舞踊という3つの要素があり、まさに琉球の美を集めた古典芸能として、日本の能や狂言に当たる沖縄の格式高い舞台劇だ。さまざまな決まりごとがあり、それがしっかりと受け継がれていることが認められ、2010年にはユネスコの無形文化遺産に登録された。

人間国宝・宮城能凰(75)さんは、組踊の魅力について、「『組踊は聴くもの』と表現されるように、見たままを感じるだけではなく、いろいろと想像をめぐらせながら、お楽しみになっていただけたらと思います。近代演劇のように喜怒哀楽をストレートに出さず、内に秘めて演ずるのが組踊の難しさでもあります。観る人を泣かすのであって、演じる者は泣いてはいけないと言われており、目線の置きどころや歩みの早さ1つで感情を表現するわけです」と語る。現在、宮城さんは、県内外から1000人を超える中から選ばれた6人の研修生を組踊の伝承者とすべく、指導している。

組踊が沖縄の踊る宮廷芸能だとすると、踊る民俗芸能として「エイサー」が挙げられる。エイサーはお盆の時期に戻って来る祖先の霊を送迎するため、若者たちが歌とはやしに合わせ、踊りながら地区の道を練り歩く。地域によっては、ヤイサー、エンサー、七月舞、念仏めぐりとも呼ばれている。

エイサーは400年前、日本の僧が伝えた念仏歌が起源で、遊行芸人たちが「念仏者踊り(ニンブチャーウドゥイ)」として村々に広めたとされている。沖縄文化を研究している琉球大学の大城学教授は、「エイサーは福島県いわき市の菩提院を建立した江戸時代の僧・袋中上人(たいちゅうしょうにん)が沖縄に伝えた念仏踊りが起源だと言われています。現在でも福島ではエイサーのルーツとなる“じゃんがら念仏踊り”が踊られています」と語る。

明治時代になると、念仏の詠唱を村の若人が代行するようになり、一気にエイサーが普及。若者たちは、念仏エイサーに、音楽と恋を楽しむ「毛遊び(モウアシビ)」のポップソングを混ぜ、現在のように地区ごとに特色のあるエイサーへと変化させていった。

那覇から北へ約100kmの位置にある北部の本部町(もとぶちょう)には、今なお400年の伝統を受け継いだエイサーが存在する。本部町のエイサーは「手踊り」と言われ、沖縄全土でも本部にしかないという。エイサーの原型である念仏踊りの動きを受け継いでおり、“見せる”より“先祖の供養”の意味合いが大きい。旧盆迎え(うんけ~)から旧盆送り(う~くい)にこの地区で行われる、人々の暮らしに根付いた沖縄ならではのエイサーを紹介する。

沖縄本島中部に位置するうるま市もエイサーを継承する若者たちがいる。うるま市の平敷屋西(へしきやにし)青年団は、30万人の観客が集う沖縄最大の祭り「沖縄全島エイサーまつり」の出場に向け、厳しい練習を続けている。平敷屋のエイサーは、パーランク(手太鼓)を中心にした踊りで、代表的なエイサーの1つとして有名だ。2013年の全島エイサーまつりに、平敷屋西青年団の出場が決まり、選ばれた15チームとして、最終日に行われる最大のイベントに出場した。

また、2000年3月、「肝高の阿麻和利」と呼ばれる、中高生による現代版の組踊が誕生した。踊り、音楽、芝居、沖縄の全ての踊りの要素が組み込まれたミュージカルで、どれを取っても圧倒的な力強さと一体感を形成している。中高生たちは踊りを通し、仲間たちとの絆を深め、沖縄で生きる喜びを学び、故郷を愛する心を育んでいる。

沖縄の踊りを取り上げながら、沖縄の人たちにとっての踊り、また、沖縄の文化と心を読み解いていく。

「踊る、オキナワ~受け継がれる琉球の魂~」(仮)
2014年1月19日(日) 21:00~21:54 BS朝日にて放送
2014年1月25日(土) 12:00~12:54 琉球朝日放送(QAB)にて放送

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